9月に入ると真夏のジリジリとした強烈な日射しもやわらぎ、外出しやすくなりますね。空気もカラッとして爽やかになってくるので、公園でピクニックなど、おもわず外で過ごしたくなります。でも秋はまだまだ紫外線量が多く、「うっかり日焼け」に要注意の時期なんです。
秋に「うっかり日焼け」が多くなる理由
紫外線に対する注意がゆるむ
9月上旬〜中旬にかけては、まだまだ残暑が厳しく暑さの残る日が続きます。この時期までは、夏の続きの感覚で、しっかりと紫外線対策をしている方が多いと思います。
でも、朝晩が涼しくなり秋らしさを感じる9月中旬以降から、紫外線に対する注意もゆるみがち。ついつい、日焼け止めを塗らずに外出してしまうことも増えてきそうです。
屋外で過ごす時間が長くなる
真夏は日中に長時間外出することは少ないと思いますが、過ごしやすい秋になると外出の機会が増えます。遠足や運動会、レジャー等で半日〜1日屋外で過ごすこともあるでしょう。紫外線の量は真夏よりも減少していますが、9月中旬で真夏の70%程度、10月中旬でも50%程度は紫外線量があります。長時間屋外にいれば、当然お肌は紫外線によるダメージを受けてしまいます。
日焼けの実感がしにくい
夏場のようにじりじりとした太陽光線を感じないので、日焼けしていることを実感しにくいです。運動会や遠足が終わって帰宅後、肌がヒリヒリ赤くなって初めて日焼けに気づくことも。長時間外で過ごすときには、お子さんにも忘れず日焼け止めを塗ってあげましょう。
特に「うっかり日焼け」しやすい部分
運動会など、写真やビデオを撮る機会が多い場合、特に焼けやすいのが手の甲です。帽子はしっかりかぶっていても、気温が下がると手の甲に日焼け止めを塗るのは忘れがち。日焼けしたくなければ、日焼け止めをしっかり塗るか、手袋でガードしましょう。
冬の乾燥肌トラブルの原因にも
秋の日焼けは、肌の乾燥が激しくなる冬場の肌トラブルの原因にもなります。
肌の奥まで届くUB-Aに注意
紫外線には肌の表面に影響を与えるUV-Bと、肌の奥まで影響を与えるUB-Aがあります。(UV-BとUV-Aについてはこちらの記事に詳細があります。)真夏の「肌がじりじりと焼けている感覚」はUV-Bによるもので、こちらは7月〜8月を過ぎると大きく減少します。
しかし、UB-Aはピークである7月〜8月をすぎても、急激には減少しません。9月中旬〜10月中旬でも65〜75%程度はふりそそいでいるそうです。
波長の長いUB-Aはじわじわと肌の奥まで届くので、肌の乾燥がすすみ、しわ・たるみの原因になってしまいます。
秋は特にUB-Aを意識しながら紫外線対策をして、「うっかり日焼け」を防ぎ、冬場の乾燥にそなえたいですね。