高温多湿の日が多い梅雨〜夏にかけて気になるのが洗濯物の臭い。 「何度洗ってもタオルやTシャツが臭う」というような経験はありませんか? 洗ったばかりのタオルがいきなり臭ってきたら悲しくなりますよね。
臭いの原因は?
ぞうきんのような、あの嫌な臭いはの原因は「雑菌臭」です。 雑菌は洗濯物に付着した皮脂や汗などの汚れをえさにして、高温多湿の環境下で繁殖します。
洗濯しても臭いはとれない
一度雑菌が繁殖してしまうと洗濯しても雑菌が残っているため臭いはとれません。洗濯後、いったん臭いがとれたように思えても、また汗や水分などに反応して雑菌が繁殖し、臭いが出てきます。洗っても洗っても臭ってくるという負のサイクルに入ってしまいます。
臭いをとる方法は?
粉末タイプの漂白剤を使う
粉末タイプの漂白剤(ワイドハイターなど)を40℃以上のお湯にとかして、1時間程度つけ置きします。その後は普通に洗濯して干します。
高温のお湯につける
漂白剤を使わなくても雑菌臭を取る方法があります。
50℃以上のお湯に30分程つけ置き
洗面台で50〜60℃のお湯を出して、洗面台に栓をしてお湯をため、洗濯物をつけておきます。少量ならば一番手軽な方法です。
熱湯につけ置き
臭いがきつい場合は、熱湯を使うと効果的です。バケツなどに入れて沸騰させたお湯を注ぎ、15分くらいつけ置きします。 ※熱湯を使うので、やけどには十分注意してください。
でも、いったん臭いが発生すると簡単には取れない
お湯につけたり、漂白剤を使用することで臭いが取れることは取れるのですが、しばらくするとまた雑菌が発生して臭いが出てきてしまうことがあります。完全に臭いを取るのはなかなか難しいので、一番大事なのは雑菌を発生させないことです。
雑菌を繁殖させないためには?
バスタオルなどのタオルは、使用した後、仮に干しておく
濡れている時間が長いと、雑菌が繁殖しやすくなります。すぐに洗濯できない場合は、洗濯かごに入れてしまわず、仮に干しておくと雑菌の繁殖予防になります。
天気に悪い日は乾燥機や除湿器、扇風機を使ってなるべく早く乾かす。
なかなか洗濯物が乾かない天気が悪く高湿度の日は、一番雑菌が繁殖しやすくなります。 乾燥機や除湿器、扇風機を使って、できるだけ早く洗濯物を乾かしましょう。
なるべく乾きやすい薄地のタオルや衣類を選ぶ
厚地のタオルはふわふわして使い心地がよいですが、乾くのに時間がかかるので、雑菌が繁殖しやすくなります。 普段使いには、薄地で速乾性のタオルがおすすめです。
抗菌効果のある洗剤を使う
いったん繁殖してしまった雑菌には効きませんが、雑菌の繁殖を抑える予防にはなります。
洗濯層をクリーニングする
洗濯すると、ときどき黒っぽい茶色いのべたっとした汚れが付く、ということはありませんか?それは洗濯槽に溜まったカビなんです。市販の「洗濯槽クリーナー」を使ってクリーニングしましょう。
うちの場合は古いドラム式洗濯が原因だった
洗濯槽をクリーニングしても完全にカビは取れず・・
うちの場合は、3年くらい前から洗濯物の臭いが気になるようになり、毎年ますます臭いやすくなり、とうとう黒っぽい茶色の汚れが付着するようになってしまいました。10年程前に購入したドラム式洗濯機を使っていたのですが、洗濯槽がカビだらけになっていたようです。そういえば、洗濯槽のクリーニングなんて全然やったことがなかったです。。おまけに乾燥機もほとんど使っていなかったので、洗濯槽はつねにジメジメした状態だったと思います。
結局新しい洗濯機に買い替えることに
慌てて洗濯槽のクリーニングを何度かしましたが、完全にカビや臭いが取れることはなく、昨年新しい洗濯機に買い替えました。新しい洗濯機に買い替えてからは、洗濯物の臭いに悩まさせることが全くなくなりました。
ドラム式はこまめにクリーニングを!
うちの実家ではもっと古い縦型の洗濯機を使っていますが、洗濯物の臭いに悩まされることはあまりないようです。やはり縦型よりもドラム式の方がカビが生えやすいのかな?と思います。
ちなみに買い替えたのは最新のドラム式洗濯機です。縦型にしようか悩みましたが、やはり乾燥機機能がほしかったので、ドラム式にしました。新しいドラム式には洗濯槽のクリーニング機能もついているので、もうカビを生やさないように、こまめにクリーニングをして気をつけて使っていきたいと思います。