子供がかかりやすい3つの夏風邪

体調不良(子供)

夏場は寒い冬の時期と比べると、病気にかかりにくい時期ですが、子供がかかりやすい夏特有の風邪が3つあります。
特に5歳以下の小さなお子さんがかかりやすいようです。
感染を完全に防ぐことはできませんが、前もって知識を得ておけば、落ち着いて対処できますね。

子供がかかりやすい夏風邪は3つ

ヘルパンギーナ

のどの強い痛み38℃以上の高熱が主な症状です。
のどに水泡ができて強く痛み、38℃以上の高熱が2〜3日続きます。

うちの子供の場合は3歳頃に感染し、のどの痛みと38℃以上の熱が出て医者にかかりましたが、特に薬は処方されず、「やわらかくて食べやすいものを食べさせてあげてください」とのことでした。実際、のどをかなり痛がって食べづらそうでしたが、2、3日で熱も下がり完治しました。

手足口病

手のひら、足の裏、口の中などに発疹ができます。熱は出ない場合もあり、出ても37℃〜38℃くらいです。

うちの子供の場合は4歳ごろに感染し、37℃後半の熱が出た後、翌日夜からポツポツと発疹が出だしました。発疹が出る頃には熱も下がって元気になっていました。そしてあれよあれよという間に手足を中心に発疹が増えだしました。
うちの場合は、足の裏よりも足のひざの裏の発疹がすごくて、発疹で隙間なく埋め尽くされている状態。親が見ても「ぞわっ」としてしまうくらいのひどさでした。1週間くらいで、かさぶた状になって跡も残らずきれいにはがれていきました。

2ヶ月後に爪がはがれてびっくり

手足口病にかかっていたことも忘れてた2ヶ月後、爪の先の方がぽろぽろとはがれてきて、「何ごと!」とびっくりしました。手足口病の発疹は爪にもできるそうで、その影響で1〜2ヶ月後に爪がはがれることがあるそうです。はがれた後は特に問題なく、しばらくすると新しい爪が生えてきて、元の爪の状態に戻りました。

プール熱(咽頭結膜熱)

プールで感染することが多いので、プール熱と呼ばれます。アデノウイルスによって引き起こされる感染症の1種です。
38℃〜40℃の高熱が4日〜7日続き、のどの痛み結膜炎(目の充血)を伴います。
熱が長引くのと結膜炎を伴うのが特徴的です。

いずれの風邪も対症療法が中心

いずれの風邪も特に治療薬があるわけではなく、熱やのどの痛みなどをやわらげる対症療法をしながら、自然に治るのを待つ形になります。

大人もうつる

体調や体質にもよると思いますが、大人にも感染するので注意が必要です。「といっても、大人にはそんなにうつらないのでは?」と思っていたのですが、身内が子供の手足口病に感染していました。症状も子供と同じく、熱と手足の発疹が出たそうです。
ちなみに私はうつったことはありません。

感染を防ぐには

感染を防ぐには「夏風邪をひいている子供に近づかない」ことなのですが、なかなか難しいです。
例えば、手足口病はそれほど熱も出ず、子供も比較的元気なので、発疹が出るまでは感染していることにほとんど気づきません。でも発疹が出る前が一番感染力があるわけで、知らぬ間にうつしたり、うつされたりするのは仕方がない部分があります。感染することにあまり神経質になりすぎず、日頃から睡眠や栄養をしっかり取って、免疫力を高めて、夏風邪をひきにくい体づくりを心がけたいですね。

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